『あなたに似合うナチュラルな仕上がりをご提案』

1、がん治療に伴う髪の悩みQ&A

2、ウイッグQ&A

3,髪のカバー方法

4,肌の悩みQ&A


1,がん治療に伴う髪の悩みQ&A

 

 

Q1 抗がん剤治療で脱毛しますか?

 

A: 脱毛を起こさない抗がん剤もあります。
「抗がん剤=脱毛」と焦らず、担当医や看護師に「どれくらい脱毛するのか?」を確認してみてください。

 

 

Q2 脱毛はいつ頃から始まりますか?

 

A: 抗がん剤開始から2~3週間で髪が抜け始めます。

抗がん剤終了後、約3か月で発毛が始まりますが、髪が生えそろうまでには半年~1年ほどかかることがあります(治療方法によって異なります)。

くせ毛や白髪が生えてくることがあり、ヘアケアに悩むケースもあります。

 

 

Q3 抗がん剤投与前に髪を切った方がいいですか?

 

A: 焦って切る必要はありませんが、カットすることで以下のメリットがあります。

 

  • 抜け毛の量が少なくなり、視覚的なストレスが軽減できる(特にロングヘアの場合)。
  • 抜けた髪の片付けが楽になる。
  • 購入予定のウィッグに似合うヘアスタイルにすることで、自然にウィッグへ移行しやすくなる。

 

Q4 脱毛中のシャンプーはどうすればいいですか?

 

A: 頭皮を清潔に保つため、脱毛中もシャンプーを行いましょう。

 

シャンプーの仕方

 

  1. ブラッシング(髪のもつれをほぐす)
  2. 髪を水でよく流す(36~38℃のぬるま湯で、汚れをしっかり落とす)
  3. よく泡立てたシャンプーを使い、頭皮を優しく洗う
  4. 十分にすすぐ(シャンプー剤の残りが刺激の原因になるため、しっかり流す)

 

 

Q5 ウィッグは高価ですか?

 

A: 製品によって価格はさまざまです。

 

  • 人毛か人工毛か
  • 既製品かオーダーメイドか

  これらの違いにより、数千円から数十万円と幅広い価格帯があります。

 

Q6 抗がん剤治療中に髪を染めてもいいですか?

 

A: 一般的に 避けたほうがよい とされています。
パーマやカラーリングは頭皮に負担をかけるため、治療中は控えたほうがよく、再開の目安は抗がん剤終了から1年後とされています。
どうしても行う必要がある場合は、医師に相談することをおすすめします

 

抗がん剤によるダメージを受けた髪は、

 

  • 染まりにくい
  • パーマがかかりにくい
    などの問題が起こることがあります。

 

Q7 発毛剤や育毛剤、頭皮マッサージは効果がありますか?

 

A: 治療中の使用は慎重に

 

  • 抗がん剤が頭皮に集中し、脱毛が悪化する可能性もあると言われています。
  • 抗がん剤終了後は、発毛促進が期待できます。

 


 ウィッグQ&A

 

Q1 何を選べばいいのか分からない…

A: どうぞ安心してご相談ください。オンライン相談も可能です。

  • これまでのヘアスタイルが分かる写真をお持ちください。
  • 希望の色や長さを教えてください。
  • あなたに似合う髪型、ライフスタイルに合わせて一緒に選びます。

ウィッグの選び方の例

  • 抗がん剤治療による全脱毛フルウィッグ
  • 治療終了後の部分的な脱毛トップピース・ハーフウィッグ
  • 円形脱毛症の始まりトップピース・ハーフウィッグ
  • 治療に伴い全体が薄毛になる場合フルウィッグ

 

 

Q2 急いで買ったけど、似合っているか心配…

A: 持ち込みカットを承ります。

  • 似合わせカットで、より自然な仕上がりをご提案します。

 

 

Q3 人工毛の不自然なツヤが気になる…

A: 分け目の調整やベビーパウダーを軽くつけると、ツヤを抑えられます。

 

 

Q4 自分の髪質と同じ商品が欲しい

A: オーダーメイドウィッグがあります。

  • 採寸後、製作に1か月以上のお時間をいただきます。

 

Q5 ウィッグのヘアアレンジはできる?

A: 髪飾りやピンなどを使って、顔の輪郭に合わせたアレンジが楽しめます!

 

 

Q6 地肌が汗だらけのときは?

A: 夏は以下のアイテムが活用できます。

  • アンダーキャップ(冷感タイプ)
  • 汗脇パッド
  • 冷却アイテム(保冷剤など)
  • 整理用ナプキンで代用も可能

 

Q7 当日メンテナンスできる内容は?

A: 商品の状態を確認後、以下の対応が可能です

  • 先のヨレやねじれの調整
  • クリップなどの付属品交換
  • 人毛ウィッグの場合、カラーやパーマの施術

 

 髪のカバー方法

(化学療法・円形脱毛症・抜毛症・薄毛など)

 

1. 部分的なカバー

  • ヘアピース(部分ウィッグ):特定の薄毛部分を自然にカバー。クリップ式やテープ式など、装着方法を選べます。
  • ハーフウィッグ:フルウィッグほどのボリュームは不要だけれど、広範囲をカバーしたい場合におすすめ。
  • ヘアファンデーション:頭皮に塗ることで、薄毛部分を目立たなくするパウダーやスプレータイプの製品。

2. おしゃれにカバー

  • カチューシャ・ターバン・スカーフ:自然なスタイルを楽しみながら、薄毛部分をさりげなく隠せます。
  • ヘアスタイルの工夫:分け目を変えたり、レイヤーを入れることで薄毛部分を目立たなくする方法もあります。

3. 医療用のカバー

  • 医療用ウィッグ:特に化学療法や円形脱毛症の方に向けた、通気性やフィット感に優れたウィッグ。
  • エクステ:地毛に編み込むことで、自然なボリュームアップが可能。

4. ウィッグについて

  • ウィッグの着用:着用したままお帰りいただけます。
  • 持ち込みウィッグ対応:お持ちのウィッグの調整も可能です。
  • ウィッグのかぶり方・アレンジ方法:顔の輪郭やスタイルに合わせたアレンジを楽しめます。 

ウイッグアレンジ例(参考商品リネアストリア)

 1. 毛量調整

  • 毛量を減らす・増やすことで、より自然な仕上がりに。
  • すきバサミを使って軽く調整する。
  • ボリュームアップ用のヘアピースを追加するのも◎。

2. 前髪・生え際のアレンジ

  • 前髪を斜めに流す → ドライヤーやアイロンで軽く流れを作ると◎。
  • ワックスやスプレーを使う → 形をキープしやすくなる。

3. 襟足&生え際の調整

  • 襟足部分 → ウィッグの長さを調整したり、ピンで固定するとフィット感アップ。
  • 生え際 → ファンデーションやパウダーを使ってなじませると、より自然な仕上がりに。

4. 分け目をチェンジ

  • ウィッグの分け目を変えることで、印象をガラッとチェンジ
  • ドライヤーで根元を立ち上げると、より自然に見える。
  • 分け目用のスプレーを使うのも◎。

5. あほ毛対策

  • ウィッグの細かい毛が浮いてしまう場合 → ヘアオイルやスプレーで抑える。
  • 軽くブラッシングすると、まとまりやすくなる。

6. ツヤを抑える

  • ウィッグの人工的なツヤが気になる場合 → ドライシャンプーやパウダーを軽くなじませるとマットな質感に。
  • スプレータイプのツヤ消し剤もおすすめ!

風に吹かれても安心!生え際の産毛再生

1. 生え際を自然に見せる工夫

  • 産毛の再現:生え際に細かい産毛を追加し、地毛のような仕上がりに。
  • レースフロント構造:透け感のあるレース素材で肌になじみ、目立ちにくくする。
  • 分け目の調整:分け目を変えることで自然な流れを作り、風が吹いても違和感を軽減。
  • 固定方法:専用のテープやジェルを使用し、ウィッグがずれにくくなる。

 

2. 似合わせカットでフェイスラインを自然に

ウィッグを着用したままカットすることで、以下のメリットがあります。

 

  • 顔の形に合わせた調整:フェイスラインに沿ってカットし、より自然な仕上がりに。
  • 前髪やサイドの微調整:長さや流れを調整し、ナチュラルな印象を演出。
  • 襟足のなじませ:襟足部分をカットし、ウィッグと地毛の境目を目立たなくする。

 

肌の悩みQ&A

 

 

Q1 肌も変化しますか?

A: 乾燥しやすくなり、肌荒れや変色が起こることがあります。

 

スキンケアのポイント

 

  • 入浴・洗顔 → ぬるめのお湯を使い、石鹸をしっかり泡立てて優しく洗う。
  • すすぎ → 皮膚に石鹸分が残らないよう、十分に流す。
  • 保湿 → 入浴後は保湿クリームで乾燥を防ぐ。
  • 肌の保護 → 傷や虫刺されが治りにくくなるため、庭仕事には手袋を着用。
  • UVケア → 紫外線による刺激を受けやすいため、日傘・帽子・日焼け止めで肌を守る。

 

 

 

 

Q2 肌の黒ずみやシミ、手術の傷を隠すことはできますか?

A: メディカル用カバーメイクで目立たなくできます。

 

  • カバー効果の高い肌色クリームを使うと、気になる部分を自然にカバー可能。
  • 濡れても落ちにくい製品なら、温泉やプールも楽しめます。

 

 

 

 

Q3 眉毛の脱毛はどう対処すればいいですか?

A: 使いやすいアイブロウアイテムを選びましょう。

 

  • ペンシル・筆ペン・パウダー・ジェルなど、好みのタイプを試す。
  • 黒よりグレーやブラウンが自然な印象に。ウィッグや自毛の色に合わせて選ぶと◎。
  • 眉シールや1週間持続するアイブロウも便利。

 

基本的な描き方

 

  1. ポイントを決めてペンシルで印をつける
    • 眉頭:目頭の真上
    • 眉山:瞳の外側の真上
    • 眉尻:目尻の真上
  2. 印の間をペンシルで埋める
  3. 眉パウダーで仕上げる → 落ちにくくなる
  4. 眉頭を鼻側に向けて少しぼかす → より自然な仕上がりに
  5. 印は綿棒などでぼかして消す

 

 

 

 

Q4 爪も変化しますか?

A: 乾燥し、割れやすくなり、黒ずみや変形が起こることもあります。

 

ネイルケアのポイント

 

  • 治療前からのネイルケアがおすすめ。
  • 爪が伸びるのに手は約半年、足は約1年かかるため、長期的なケアが大切。
  • やすりを使って整える → 短くしすぎないよう注意。
  • 保湿 → 爪専用のオイルやクリームを活用。

 

 

 

 

Q5 爪のくすみはどう対処すればいいですか?

A: カバー方法はさまざまあります。

 

  • 水ベースのネイルカラー → 刺激臭が少なく、爪や指先の負担が軽減。
  • 消毒用アルコール綿でオフ可能 → 除光液を使わず簡単に落とせる。
  • ネイルシール → 手軽で楽しめる。
  • トップコートを塗る → ネイルが長持ちする。

 

100円ショップでも購入可能!気軽に楽しめます。

 

手術後の傷あと